IKの止め。


・IKの設定についてです。


ミコトでのポーズ付けは案外直感的に行えると思います。
その要となっているのは、ボーンや◎をマウスでドラッグするだけ。
という操作性だと思うのですよ。

ミコトでのボーン操作には、
◎をマウスでドラッグしてポーズを付ける→IK
ボーンを回転させてポーズを付ける→FK
があります。

しかしこのお手軽IK、アンドウの無いミコトでは設定に注意が必要です。


・IK設定の失敗例。


現在このキャラクターには肩から指先まで、
ボーンを"通常の親子付け"で仕込んであります(肩-腕-手-手首-指)。

このボーン設定で手首の◎をドラッグして、手を前方に伸ばします。


ギャー!手が胴体にめり込みました!
これは手首の◎が、親である肩のボーンを動かした事が原因です。
これを解消するために、肩のボーンを手首の◎が動かせなくします。


・IKの影響を止める。


今度はこのように肩から指先までボーンを仕込みました。
肩から腕-手-手首へのボーンを浮動ボーンで親子付け。
ついでに、指先の◎が悪さをしないよう、指のボーンも浮動ボーンで親子付けしました。

このボーン設定で手首の◎をドラッグして、手を前方に伸ばします。


はい!上手く曲がりました。

しかしFKしか使わないって人には関係ない技ですね・・・

IKはくねくねした物に適応すると、楽にポージング出来るのではないでしょうか?
例えば触覚とかポニーテールとか。
こういう物にミコトでボーンを入れる時は、IKの止めをお忘れなく!

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